城ヶ島灯台

息をのむ絶景に出会える『城ヶ島灯台』

城ヶ島灯台は西の高台に建つ城ヶ島のシンボルとなっています。
この灯台の周辺は、太平洋を臨むことができる景勝地でもあり、晴れた日には伊豆大島や富士山を望むことができる観光スポットです。

また、灯台のふもとには、お土産を買うことができるレトロな雰囲気の商店街があり、新鮮な海鮮やスイーツなども楽しめます。

日本で5番目に点灯した歴史ある灯台。

城ヶ島灯台の歴史は深く、江戸時代に島東端の安房崎に烽火台を立てたのが起源とされています。その後、灯明台→篝火などと姿や場所を変えながら、約219年後の慶応3年にフランス人技師の「レオンス・ヴァルニー」によって設計され、塔型で煉瓦造りの西洋式灯台が完成しました。そして1870年(明治3年)9月8日に、日本で5番目に初点灯を迎えました。

現在の灯台は、高さ11.5mで真っ白のコンクリート造りとなっていますが、現在の灯台は実は2代目の灯台になります。初点灯から約53年後の大正12年9月1日に発生した関東大震災の影響で、煉瓦造りだった灯台は崩壊してしまったため、大正14年の8月1日に現在の真っ白で円形のコンクリート造りの灯台として再建され、現在に至るまで城ヶ島を照らし続けています。

恋する灯台。

2016年に「恋する灯台」に認定された城ヶ島灯台には、灯台の本体にラッピングデザインが施されています。灯台の根元に扉があり、扉の向こうに海を臨んでいるかのようなデザインアートで、海の写真は、実際に灯台から見える景色となっています。また扉の横でマグロをくわえている猫は灯台付近や釣り場で実際に出会える猫がモデルになっているとか。

また、城ヶ島は全国でも珍しく同じ島の中に2つの灯台があり「ペア灯台」とも呼ばれています。ペア灯台は2kmほどの距離があり、その間にはかわいい「&」マークのモニュメントが存在し、写真スポットとして人気です。

※「恋する灯台」とは、一般社団法人日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施するプロジェクトです。日本全国の灯台の中から、ロマンスの場所にふさわしい灯台を「恋する灯台」として認定しているとのこと。

アクセス

城ヶ島灯台
〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島 字西山689−1

  • 京浜急行「三崎口」駅からバスで約27分、終点「城ヶ島」下車徒歩約5分
  • 「城ヶ島第1〜4駐車場」から徒歩約3〜7分